桜皮樺細工の茶筒
骨董品の収集日記です。この茶筒は樺細工工芸品の桜皮の茶筒です。むかしは家で良く見かけましたが最近の家ではあまり使用されていないようで見かけなくなりました。
命名の由来は諸説あり、定説があるわけではない。古代にはヤマザクラを樺や樺桜と呼ばれるようなことがあったためという説や、樺の名前は家を建てるための木材である白樺からきており、樺は実際の工芸ではなく職人の種類を示すために使われていると言う説が有る。また、エゾヤマザクラを意味するアイヌ語「カリンパ」が由来との説もある。 秋田の角館の佐竹北家によって秋田県北部の阿仁地方から角館に技法が伝えられたとされ、藩政時代は下級武士の副収入源となっていた。18世紀末から始まっており[2]伝統は200年を超えるとされる。これが、地域の職人の工房を通じて現代まで伝わっている。この茶筒は太宰府の骨董品店で求めたものです。
牡丹図柄の香合 骨董品
お茶道具にもいろいろとありますが、今回のご紹介は香合です。 下の写真は私のコレクションの一部ですが牡丹の図柄に金彩を 施した骨董品としても価値ある美術品だと思います。 香は飛鳥時代に仏教伝来と共に中国から伝わりました。わが国の古い物のほとんどがシルクロード経由、中国、朝鮮を経て到着しています。有り難いことです 香は身の穢れをはらう為に当初は寺院で使われました。その後、高価な香は裕福な貴族階級に浸透しました。古くは合子(ごうす)が入れ物に使われました 室町時代の頃、茶道の発展に伴い香合が出現しました。 香合とは、香を収納する蓋付きの手に収まる小さな容器で、仏具として焼香、抹香、また塗香入れに用います。また茶道具としても使用されます。 合子(ごす、ごうし)ともいいます。 香は薫りが命なので蓋がぴったりと合う器が必然とされました。手に収まるサイズであれば、形・材質を問わず香合として使えます。中に入れる香木が、 貴重なため容器自体が丁寧に作られ、また大切に扱われたことで、古くから美術価値のある香合が多数伝わりました。
中国製の交趾(こうち)焼や呉須(ごす),青磁等の型物香合や,日本製では志野焼,織部陶,乾山などのものが珍重されています
有田焼沈香壷 金襴手
私の骨董品コレクションの一つですが有田焼の沈香壷です。
昭和の物で古美術品のように古くはありませんが
とても綺麗な金彩と亀甲文様の小さな壷です。
玄関に飾っていてとても満足しています。
沈香壺(じんこうつぼ)とは、香木を入れた伊万里焼の壺で、来客時に蓋をあけて香りを漂わせたインテリアの壺です。 沈香壺の中に香木をいれておき、普段は蓋をしめておきましが、来客時には蓋をあけて 、芳しい香りを室内に漂わせて客をもてなすために使われたそうです。 17世紀後半から18世紀後半にかけて肥前(佐賀・長崎県)で焼かれた沈香壺は、 伊万里の港からヨーロッパ諸国に輸出されていました。そこで、肥前の磁器は、 港の名前から国の内外で伊万里焼(オールド・イマリ)の名で呼ばれました。ヨーロッパに渡った沈香壺は、 王侯の宮殿や貴族の邸宅に飾られ珍重されました。17世紀のヨーロッパを魅了した優美で華麗なスタイルは 今なお愛され続けて室内を絢爛豪華に彩ります。
薩摩錫の杯
下の写真は薩摩錫の酒器で桐箱入りの上物です。
錫のコレクションは他には徳利や、茶托などの煎茶道具もあります。
金工師や工芸品の飾皿もありますがこちらは普段使いで使用しています。
薩摩錫の使用で有名な人はコチラです。
大久保利通(おおくぼ としみち)天保元年8月10日~明治11年5月14日 (1830~1878)
鹿児島生まれの政治家。
西郷隆盛、木戸孝允と共に「維新の三傑」と称され、日本の近代化に力を注ぎました。
その大久保が愛用していたのが、錫製の茶壷。
100年以上の月日が経ってから発見された大久保の錫製の茶壷の中の茶葉の香りや味がいささかも損なわれていなかったというエピソードからも錫器の密閉性の高さがうかがえます。
ではまた…
マイ骨董品を紹介します
骨董品を集め始めて約30年たちました。この30年に集めた骨董古美術品を少しづつ紹介していこうと思います。本日は本鼈甲の置物で木製ケースに入った帆船です。昭和時代にはとても流行った置物ですね。鼈甲といえばすぐ思い浮かぶのはメガネのフレームですね。
最近ではネイルや洋装アクセサリー、そして眼鏡フレームなどを中心に、巷ではべっ甲が流行っているようですね。とはいっても、一部ホンモノもあるようですが、その多くはべっ甲”風“、べっ甲”調“、またはプラスチック(樹脂)の上に薄い本べっ甲(茨布)を張り、べっ甲”張り“などと称されています。一般的にべっ甲素材は大きく3種類に分かれます。本日ご紹介するようなやや黄色味、またはオレンジ味を帯びた透明感のあるべっ甲を「白べっ甲」(黄色くとも、しろべっこう)。逆に黒く不透明なべっ甲を「黒べっ甲」(くろべっこう)。 そしてその両方が交じりあった布(ふ)と呼ばれるべっ甲の天模様の入ったべっ甲を「茨布べっ甲」(ばらふべっこう)と呼びます(一部地域により呼び方が異なったり、さらに細分化されています)。一般的にはべっ甲というと、この茨布べっ甲を思い描く方が多いと思われます。写真の船の置物は布鼈甲だと思われますが私自身は数年前に福岡の骨董屋にお邪魔してこの写真の鼈甲の帆船を購入いたしました。次回もまた骨董品を紹介いたします。宜しくお願い致します。