いろんな漆器や器

古い漆器や蒔絵道具など集めています

マイ骨董品を紹介します

骨董品を集め始めて約30年たちました。この30年に集めた骨董古美術品を少しづつ紹介していこうと思います。本日は本鼈甲の置物で木製ケースに入った帆船です。昭和時代にはとても流行った置物ですね。鼈甲といえばすぐ思い浮かぶのはメガネのフレームですね。

 

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最近ではネイルや洋装アクセサリー、そして眼鏡フレームなどを中心に、巷ではべっ甲が流行っているようですね。とはいっても、一部ホンモノもあるようですが、その多くはべっ甲”風“、べっ甲”調“、またはプラスチック(樹脂)の上に薄い本べっ甲(茨布)を張り、べっ甲”張り“などと称されています。一般的にべっ甲素材は大きく3種類に分かれます。本日ご紹介するようなやや黄色味、またはオレンジ味を帯びた透明感のあるべっ甲を「白べっ甲」(黄色くとも、しろべっこう)。逆に黒く不透明なべっ甲を「黒べっ甲」(くろべっこう)。 そしてその両方が交じりあった布(ふ)と呼ばれるべっ甲の天模様の入ったべっ甲を「茨布べっ甲」(ばらふべっこう)と呼びます(一部地域により呼び方が異なったり、さらに細分化されています)。一般的にはべっ甲というと、この茨布べっ甲を思い描く方が多いと思われます。写真の船の置物は布鼈甲だと思われますが私自身は数年前に福岡の骨董屋にお邪魔してこの写真の鼈甲の帆船を購入いたしました。次回もまた骨董品を紹介いたします。宜しくお願い致します。